<<製造工程>>

丸菱石鹸では主に2つの製造方法を使い分けて石鹸製造をしています。

丸菱石鹸の伝統の釜焚き製法は、季節や温度、湿度、火力、そして何より鹸化の状態を判断する経験が非常大切な製法で、釜焚き製法を完璧に出来るのは日本では数社、職人は数人しかいないと言われています。私達はその中でも60年もの長い経験・経歴があり、今までに数百万個、数百種類の石鹸を世に送り出してきました。

もう一つの製法であるコールドプロセス製法においても、「徹底してお肌に良い石鹸を作る」というコンセプトを釜焚き石鹸と同じに、こちらも多くのお客様にご支持をいただいております。それぞれの素材の油が持つ本来の特色を生かしたオリジナリティあふれる石鹸を作る職人の技術が高く評価されています。
すべての石鹸は人の手で1つ1つ丁寧に作り上げる石鹸であり、今では皮膚科の病院や薬局をはじめ、日本全国の百貨店、お土産屋、温泉、町おこしのご当地グッズ、牧場やギフト商品等として、様々な方にご愛用頂いております。

釜焚き製法製造工程

<<釜焚き製法とは>>釜焚き石鹸

大きな釜に原料となる天然植物油と苛性ソーダを入れ、薪で火力を上げ約3日かけてじっくりと焚き上げてゆきます。
焚き上げた石鹸は何工程にも分けて自然乾燥させ、熟成させてゆきます。短いもので90日、長いものなら180日もの熟成期間を設けています。
その後人の手で切り分け包装してゆきます。
■釜焚き製法で作った石鹸
※原料の天然植物油は原料本来の色や栄養分、香りをそのまま残したものを使用しております。



<<釜焚き製法工程>>

1.釜焚き開始
釜焚き石鹸 釜焚き開始

直径1.2mの大きな釜に原料の天然植物油を入れ、薪に火をつけ釜焚き開始です。薪はボイラーより火力が強く、釜焚き石鹸作りには最適です。一回の釜焚きで出来る石鹸は約2000個です。

2.鹸化過程 その1
釜焚き石鹸 鹸化1

焚き始めて2時間。まだ油の鹸化がそれはどは始まっておらず、色も原料の天然植物油の色そのものです。
薪をどんどんくべて温度を上げてゆきます。油の状態を見ながら苛性ソーダを入れてゆきます。

3.鹸化過程 その2
釜焚き石鹸 鹸化2

熱で油と苛性ソーダが反応して鹸化が進んできました。かなりの熱で蒸気が釜から噴出しています。石鹸になりかけの油が釜の上にじわっと上がってきています。もう一息ですが、ここからが釜焚きの正念場。

4.鹸化完成!
釜焚き石鹸 鹸化完成

職人が温度や表面、時には舌で石鹸の状態を確認しながら熟練した勘と感覚で最後の仕上げをしてゆきます。注意しないとすぐに吹き上がったりするので細心の注意が必要です。
石鹸の色がきれいな飴色になり、表面が滑らかで皺が入るようになってくれば完成です。ここまでで釜焚き開始から約72時間(約3日間)です。

5.釜揚げ
釜焚き石鹸 釜揚げ

一晩寝かした出来たての熱い液体の石鹸を木型に濾しながら移し、自然冷却させてゆきます。季節にもよりますが、約2日で木型に移した石鹸が固形化し、大きな直方体のブロックが出来ます。

6.石鹸カット その1
釜焚き石鹸 カット1

木型から取り出した40kg近い石鹸のブロックを丁寧にピアノ線で裁断し棒状の形状にしてゆきます。

7.乾燥過程 その1
釜焚き石鹸 乾燥1

棒状にカットした石鹸を井形に組み、この状態で1回目の乾燥に入ります。この状態で約30日程度乾燥させてゆきます。

8.乾燥過程 その2
釜焚き石鹸 乾燥2

棒状で乾燥した石鹸を各商品の販売サイズに合わせてカットし、さらに1ヶ月~1ヵ月半、長い時は3ヶ月~6か月自然乾燥させます。
商品サイズは小さいもので30g、大きいもので130gなど様々です。裁断機を変えることによって様々なサイズに切り分ける事が可能です。

9.刻印
釜焚き石鹸 刻印

この時、金型で石鹸にロゴマークなど刻印を打ち付けたりすることもできます。

10.石鹸完成!
釜焚き石鹸 完成

表面がきれいに乾燥し、色がきれいな茶色になって石鹸の完成です。人の手で1つ1つ丁寧に作られた石鹸は機械で大量に作られる石鹸には無い温かみと味わいがあり、まるで洗練された和菓子のような風合いを醸し出します。

11.包装作業
釜焚き石鹸 包装

水分を多く含み添加物など一切含まない為、自然乾燥が進むと形がいびつに歪んできます。何度も繰り返し商品検品をしながら丁寧に手作業で包装してゆきます。
パッケージは酸素等を通さないバリアコーティングになっており、品質を保持します。また、袋は燃えるゴミとして出してもダイオキシンなど有害物質を発生しない素材を使っています。

12.商品完成!
釜焚き石鹸 完成

最後に商品をそれぞれ独自の化粧帯を巻いたり、化粧箱に入れて完成です。

コールドプロセス製法工程

<<コールドプロセス製法とは>>コールドプロセス石鹸

生の油から火を使わず油そのものと苛性ソーダの化学反応熱だけで石鹸にしてゆきます。原料の油に含まれるグリセリン(保湿成分)などの栄養分を豊富に残した贅沢な石鹸に仕上がります。また、油のそれぞれの特色を活かしたバラエティ豊かな石鹸を作り上げることが可能です。
釜焚き製法に比べ早く出来上がりますが、使用感を上げるためにはしばらくの熟成が必要です。
コールドプロセスはレシピが命。油や配合物の性質を見極め、素材の持つ特徴を最大限活かせる複雑で細かい配合レシピを作り出し、その通りに正確に作れるのは職人の経験の成せる業です。
■コールドプロセス製法で作った石鹸








<<コールドプロセス製法工程>>

1.原料の計量
コールドプロセス石鹸 計量

今回は撮影用に1ブロック用の小さい機材で製造してゆきます。
まず最初に使用する油や苛性ソーダ、配合物などの原料をレシピ通り0.01gまできちんと量り用意します。

2.温度調節
コールドプロセス石鹸 温度調節

苛性ソーダを水に溶かしてゆき、同時に油の温度を上げてゆきます。共に適温になるよう調節してゆきます。

3.撹拌開始
コールドプロセス石鹸 撹拌

原料油に苛性ソーダを入れ、撹拌機(かくはんき)で混ぜ込んで行きます。添加剤がある場合、その性質によって配合するタイミングがそれぞれ微妙に違うため、注意深く適時に配合してゆきます。

4.型入れ
コールドプロセス石鹸 型入れ

トレース(粘り)が程よく出たら撹拌をストップ、型に流し入れてゆきます。この状態で石鹸が固化するのを待ちます。

5.石鹸カット その1
コールドプロセス石鹸 カット1

固形化した石鹸を台に乗せてカットしてゆきます。各商品サイズに合わせて棒状にします。

6.乾燥過程
コールドプロセス石鹸 乾燥

棒状にカットした石鹸をいったんパレットに入れて乾燥させてゆきます。

7.石鹸カット その2
コールドプロセス石鹸 カット2

各商品の販売サイズに合わせてカットしてゆきます。商品サイズは小さいものでサンプルサイズの30gから標準サイズの90g、130g、その他様々な商品サイズに対応しています。
裁断機を変えることによって様々なサイズに切り分ける事が可能です。この時、金型で石鹸にロゴマークなど刻印を打ち付けたりすることもできます。

8.包装作業
コールドプロセス石鹸 包装

何度も繰り返し検品をしながら1つ1つ手作業で包装してゆきます。

9.商品完成!
コールドプロセス石鹸 完成

最後に商品をそれぞれ独自の化粧帯を巻いたり、化粧箱に入れて完成です。

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